はじめての確定申告で自営業の税金問題に直面すると、節税対策の必要性を感じませんか?
自己申告であるがゆえに、真面目に働く私たちを悩ます確定申告。
何度経験しても2・3月は心が病む…
で、節税対策の本を探してみるとけど、
多すぎて選べない!
そこで今回の記事は…
- 確定申告の時期になると「自営業 節税 どこまで」と検索している
- 何冊も節税対策の本を買ったけどピンとこない
- 法人を立ち上げるまではしないけれど、絶税の基本は抑えたい
こんな方におすすめの内容です。
早速ですが、私が本当に参考になった1冊はこちらです。
税務署員だけのヒミツの節税術 あらゆる領収書は経費で落とせる【確定申告編】【電子書籍】[ 大村大次郎 ]
自営業の節税対策本は心強い書きっぷりの本をたった1冊買えば十分です。
1冊でよい理由と、この1冊を推す理由をお伝えしていきます。
溢れている節税の本…求めるものがない理由
自営業1年目、売上に対しての税金の多さにびっくり。
2年目から「節税」というキーワードに敏感になります
どんなに弱小でもそれ相応の節税対策は必要です。
そうして本格的に節税の重要性に気づき、節税に関する本を探し始めます。
最初の1冊はフムフムと新鮮に読む…
でも他に魅力的なタイトルの節税対策本を見つけると、
こんな気持ちになりポチっと購入。
で、そのうち気が付くのです。
そうです。
合法的に節税をする方法なんて限りがあります。
たくさん溢れている節税対策本ですが、
節税対策には限界があるがゆえ、実は内容なんてほとんど同じです。
ちなみに、おおよそこんな感じの内容が書いてあります。
「どんなものが経費として計上できるのか…光熱費や家賃も一部は経費」
「節税対策には青色申告が絶対」
「公私混同しないように!でも事業で使った分は経費になるから按分しよう」
「ふるさと納税、小規模企業共済などの節税方法」
大きな違いがあるとしたら・・・
- タイトル(タイトルだけ釣っている本はたくさん)
- 本の構成(順序など)
- それぞれの著者がおすすめするポイント
くらいかと思います。
ですから節税対策本は基本的な内容が同じなのです。
でも人間だれしも、自分だけ気づいてなんか得する内容はないかと心の底で思いながら本を探してしまいます。
結局タイトルに釣られてポチっとネットで購入…結果、残念なことに。
だから下記に大事なことを綴ります。
著者それぞれが自分の文章・構成で綴っているだけで、内容はほとんど同じ
⇓
心の底から求めている本には何冊買っても巡り合えない
⇓
本当に心強い1冊を買えばよい!
何冊も買って失敗した私のイチオシの1冊
私はまんまと節税対策の本を何冊も購入しました。
何冊も買うことで分かったのですが、著者ごとに多少おすすめする節税対策などは違います。
ただし、説明自体はどの著者も基本的に同じなので、結局は自分で考えてどちらにするか選択することになるんですね。
そんなことも経験しつつ、
この1冊だけ手元に持っておこう!
と思った1冊が、最初にご紹介したこちらです。
税務署員だけのヒミツの節税術 あらゆる領収書は経費で落とせる【確定申告編】【電子書籍】[ 大村大次郎 ]
元国税調査官の大村大次郎氏が「あらゆる領収書は経費で落とせる」の続編として、確定申告に特化した内容で書き上げられた著書です。
ポイント1:脱税指南書ではない!でもかなり攻めた内容で心強い
著者は、税金についてかなり攻めたタイトルの本を数多く出版されています。
今回私がおすすめした本のあとがきを見ても
『前著は非常にご好評をいただき、そのために続編も書かせていただいたわけですが、その一方で、たくさんのお叱りもうけました。』
税務署員だけのヒミツの節税術ーあらゆる領収書は経費で落とせる【確定申告編】 あとがきより引用
このような記述もありました。
真相はわかりませんが、お叱りをうけるほど攻めた内容の本であることがわかりますよね。
でも決して脱税指南書ではありません
「どんなことを根拠にしてそのレシートを経費に計上できるのか」はしっかり書かれていますし、やってはいけないことも随所に盛り込まれています。
その上で、弱小自営業の妻である私が判断に迷うとき、「大丈夫。これはしっかり経費として主張できる部分なんだ!」と思える文章になっていて心強い本なのです。
文章が際どいので「そんな風に書いて大丈夫?」という箇所が所々ありますが、判断に迷うときや節税に弱腰になるときに是非読んでほしいと思います。
ちなみに参考までに目次をひとつご紹介…
『「公私混同」こそ個人事業主の醍醐味』
税務署員だけのヒミツの節税術ーあらゆる領収書は経費で落とせる【確定申告編】 目次 第2章より引用
真相は読んでみてください
ポイント2:安易に青色申告一択とは言わない
節税の第一歩は青色申告選択すること!
このことは、自営業ならば最初に見たり聞いたりするでしょう。
「青色申告一択」なんて、よく言われていますが、
この本は一石投じてます。
「青色申告には罠がたくさんあり、間違えましたは通用しない仕組みになっている…」
って内容を著者は本の中で綴っています。
なので場合によっては白色を選択肢とする必要もあることを伝えているのです。
青色申告のデメリットを本格的に綴っている本はめずらしく、
納得できました。
青色申告のデメリットをこの本で理解してから、より注意深く作業できています。
ポイント3:ご自身の著書での発言に最後まで責任をもっている
著者はこの本で「個人事業主の福利厚生」についても主張しています。
ただしその主張については著者が国税庁に確認しても認められず、認めない根拠を提示するよう訴えても提示されないようです。
それゆえ「現状、個人事業主は自分の福利厚生は経費にしない方が無難である」と、巻末やブログで説明されています。
発言の訂正になりましたが、私は逆に納得できました。
それにしても、多くの書籍は国税庁に対してこんなに挑発的ではありませんよ。
こちらの著者はやってますね!笑
福利厚生については今後に期待したいと個人的に思っています。
(※とは言っても国税庁と戦うことはどうも難しいらしく、期待できる動向はありません。)
【まとめ】やっぱり節税対策は1冊だけ参考にすればよい
節税対策は自営業の永遠&重要なテーマ。
合法的かつ効果的な節税を目指しましょう。
だからと言って、節税対策を勉強しようと本を何冊も買っては無駄遣いです。
著者たちは、ご自身の本が脱税指南書にならないように結局同じ内容しか書けませんからね。
要は、本質的な部分は同じ内容だとしても、どれだけこちら側の味方として書かれた本であるかがポイントです。
それがこの1冊。
税務署員だけのヒミツの節税術 あらゆる領収書は経費で落とせる【確定申告編】【電子書籍】[ 大村大次郎 ]
孤独に確定申告をするアナタにとって、心強い1冊となるのではないでしょうか。
参考になれば幸いです。
〈参考〉同じ著者の本で他におすすめできる一冊はこちら。絵が多いので読みやすさを求める方におすすめです。どちらか一冊を選択されるとよいと思います。
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