自営業は「手取り」が明確にわかりません。
ちょっと売上がよくて手元にお金があるとうっかり浪費してしまいますよね。
せめて「手取り」が分かれば予算立てできるのにって思いませんか!?
そんなあなたには
決めた「手取り金額」の範囲でやりくりすれば、浪費のツケが後から襲ってくることもなくなります。
解説していきましょう。
- 家計のやりくりのために自営業の手取りを知りたい
- 自営業の税金が後から後から湧いてくる気がして困る
なぜ手取りを知る必要があるのか
家計を整えるには、「手取り」の確認が必須です。
なぜなら、手取りがわからないと、
「毎月いくら使えるのかわからない。予算が立てられない。」
とか
「手元にあるお金で買えるものを買ってしまう。」
なんてことに。
特に自営業にとって、手元のあるお金をついつい使ってしまう性質は致命的です。
だって…
ちなみに、当然ながら会社員ならば毎月決まった日に税金・年金・健康保険料が控除されたお給料が振り込まれます。
これが「手取り」ですよね。
対して、自営業。
売上という形でお金を手にします。そして、
- ツケで仕入れた商品代を後から支払ったり
- 翌年春頃に所得税を一括で支払わされたり
- 期中でいきなり個人事業税とやらの請求がきたり
- 想像より高額な住民税の払込用紙が4期分届いたり
毎月の手取りがまったくわかりません!!!
逆に手取りがわかれば、今月は食費に〇円、日用品に〇円・・・と月初に予算を立てることができて、家計管理が向上します。
自営業こそ手取りを知ろう!手取り確認の方法
手取りを自力で計算することも可能です。
単純に昨年の売上から経費と支払った税金を引いて算出できます。
でも面倒ですね。
今は便利なコンテンツがネット上にあります。
ひとつご紹介。
税金・社会保険料・手取り計算シミュレーション(あなたの給料からパッとわかる) | 税金・社会保障教育 (mmea.biz)
まずはこちらのツールでおおよその手取りを出してみましょう!
とにかく重要なのは、「手取り」という、毎月家計で使えるお金を出すことです。
手取りを知れば可能な自営業にぴったりのやりくり
おおよその手取りが出たら、お次は自営業に有効な家計管理についてです。
今回はシミュレーションの結果が下記になった場合を例にお伝えします。
所得税 | 73,800円 |
住民税 | 158,100円 |
国民年金 | 199,320円 |
国民健康保険 | 358,248円 |
手取り収入 | 2,410,532円 |
次に手取り・売上・経費の月額を算出します。(今回は端数を切り捨てています)
■手取り収入:2,410,532円÷12か月=20万円/月
■月の売上:600万円÷12か月=50万円/月
■月の経費:320万円÷12か月=26万円/月
あとは以下のルールでやりくりするだけです。
- 売上が多い月でも家計のやりくりは20万円まで
- 売上の多い月に残ったお金は積み立てておく
- 売上が50万円未満の月はやりくり費20万円になるように積み立てから補填(ほてん)する
【まとめ】手取りを確認して本当の家計事情を把握しましょう
ツールを使って手取り出たら、それを超えない範囲でやりくりするだけ。
シンプルでわかりやすいです。
日々の管理自体はサラリーマンと同じになります。
事業で使うお金を家計のお金の切り分けに悩む方にも有効かと思うので、おおよその手取りを算出してみることをおすすめします。
〈ブログ村参加中です。クリックで投票よろしくお願いします。〉
コメント